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日光金谷ホテル本館と別館の違いを比較|築年・価格・設備の差を整理

ホテル6 関東

結論から言うと、歴史あるクラシックな建築そのものを味わいたいなら本館、2023年に改装された設備や水回りの新しさを重視するなら別館が選択肢になります。

本館は1893年築の登録有形文化財で、客室は33㎡〜62㎡と幅があり価格帯も広め。

一方、別館は1935年築で2023年に内部改装が行われ、価格帯は高めながら水回りやバリアフリー面が更新されています。

違いは「建物の歴史性」「客室の広さと価格」「改装状況」「建物動線」に整理できます。

日光金谷ホテルの4つの建物

日光金谷ホテルは1873年創業、日本最古級のリゾートホテルとして知られています。敷地内には4つの建物があります。

  • 本館(1893年築)
  • 新館(1901年築)
  • 別館(1935年築)
  • 第二新館(1961年築)

本館・新館・別館は登録有形文化財に登録されています。

建築年だけを見ると「新館」が最も新しそうに感じますが、実際には別館よりも古い1901年築です。名称だけでは判断できない点も、このホテルの特徴のひとつです。

日光金谷ホテルの建築年と構造の違い

まずは、本館と別館それぞれの建築年や構造に関する基本情報を整理します。

本館

本館の主な建築情報は次のとおりです。

  • 1893年(明治26年)築
  • 木造一部大谷石造
  • 2006年に耐震補強・設備改修
  • 現在のホテルの象徴的存在

本館は最初に2階・3階部分が建てられ、その後地面を掘り下げて1階を増築した構造とされています。外観は和洋折衷の趣があり、木造の窓枠や細かな装飾、天井意匠など随所に明治期の建築様式が見られます。2006年の耐震補強および設備改修により、構造面やインフラ部分が整備されていますが、外観の趣は当時の印象を保っています。

別館

続いて、別館の建築に関する基本情報です。

  • 1935年(昭和10年)築
  • 木造一部RC造
  • 2023年7月に内部改装
  • エレベーター新設

外観は日本建築の要素が強く、3階建てで存在感があります。2023年の改装では、客室内装や水回りの更新に加え、エレベーターの新設や一部手すりの設置なども行われました。建物自体は昭和初期の構造ですが、内部設備は近年の仕様に近づいています。

本館と別館の客室の広さと価格帯の違い

代表的な客室比較

項目 本館デラックスツイン 別館デラックス
広さ 33㎡〜62㎡ 35.2㎡〜41.3㎡
定員 最大3名 最大3名
価格目安 44,000円〜 68,000円〜

本館デラックスツイン

まずは本館の代表的な客室であるデラックスツインの概要です。

  • 広さ:33㎡〜62㎡
  • 定員:最大3名
  • 価格目安:44,000円〜(2名1室)

同じデラックスツインでも広さや内装が異なります。実際に宿泊した事例では、ベッドルームとリビングが分かれた間取りで、木造窓枠やオイルヒーターなど時代を感じる設備が確認されています。部屋指定は基本的に不可のため、どの内装に当たるかは当日の楽しみという側面もあります。

本館には以下の客室タイプもあります。

  • スタンダードA(27,000円〜)
  • スタンダードB(27,000円〜、1名利用可)
  • シャワー付きタイプ(18,150円〜)

価格帯の幅が広く、予算に応じて選択しやすい構成です。

別館デラックス

次に、別館デラックスの基本仕様です。

  • 広さ:35.2㎡〜41.3㎡
  • 定員:最大3名
  • 価格目安:68,000円〜

改装後は水回り設備が更新され、内装も統一感のある仕上がりになっています。スイートやコーナールームも含め、客室数は本館より少なめで、価格帯は全体的に高めです。

スイートクラスの違い

スイートクラスの価格帯は以下のとおりです。

  • 別館スイート:130,000円〜
  • 別館コーナー:82,000円〜

別館スイートは2階・3階に各1室のみの構成で、眺望条件の異なる客室があります。価格面では本館のデラックスよりも上位レンジに位置しています。

本館と別館の設備・改装状況の違い

設備面の違いについても、館ごとに整理します。

本館

本館の設備・改装状況は次のとおりです。

  • 2006年に耐震補強と設備改修
  • 客室設備は基本的に共通仕様
  • 水回りは客室により経年を感じる場合あり

建物全体は歴史的構造を保ちつつ、見えない部分の改修が実施されています。空調や基本設備は整備されていますが、客室によってはデザインに年代差が見られることがあります。

別館

別館の設備・改装に関するポイントは以下のとおりです。

  • 2023年7月に内部改装
  • 水回り更新
  • エレベーター新設
  • 一部客室で手すり設置

バリアフリー面への配慮や動線改善が行われています。設備の新しさという点では、本館よりも改装時期が新しいのが特徴です。

建物動線とアクセスの違い

館内の動線や主要施設との位置関係も比較しておきます。

  • フロント・メインダイニング・バーは本館
  • 本館⇔新館・第二新館は館内接続
  • 別館のみ独立棟

別館宿泊者は本館利用時に一度屋外を通ります。別館入口には傘が用意されています。雨天時や寒冷期は移動の導線を事前に把握しておくとよいでしょう。一方、本館宿泊の場合は主要施設が同一建物内に集約されています。

宿泊した著名人の違い

各館には歴史的に著名な人物が宿泊しており、その記録が現在も残されています。

本館

  • アインシュタイン(15号室)
  • フランク・ロイド・ライト(15号室)

別館

  • 昭和天皇(122号室)
  • ヘレン・ケラー(105号室)

著名人の宿泊履歴は各館に分かれており、建物ごとに歴史的エピソードが残されています。客室は改装されている場合がありますが、建物の構造自体は当時の枠組みを継承しています。

本館と別館の共通点

建物ごとの違いはあるものの、共通している点もあります。

  • 温泉・大浴場なし
  • 本館に家族風呂(1時間1,000円・予約制)
  • 客室基本設備は共通(バスタブ・洗浄機付トイレ・冷暖房・冷蔵庫・テレビ・加湿機能付き空気清浄機)
  • 食事内容は客室グレードで大きな差なし

夕食や朝食は客室グレードに関係なく選択制で、館内のメインダイニングで提供されます。どの館に宿泊しても、食事内容に大きな差はありません。

補足:新館・第二新館との違い

本館・別館以外の建物についても、建築年代や客室規模に違いがあります。

  • 新館:1901年築(本館より新しいが別館より古い)
  • 第二新館:1961年築、唯一のRC造
  • 60㎡超の客室は第二新館にあり
  • オレンジスイート(62㎡)は一休.com限定

4館を並べると、建築年代・構造・客室サイズに段階的な違いがあります。本館と別館の比較を軸にしつつ、広さ重視であれば第二新館という選択肢も存在します。

まとめ

本館は1893年築の登録有形文化財で、価格帯の幅が広く、33㎡から最大62㎡まで客室サイズに差があります。歴史的建築そのものを体験する構造が特徴です。一方、別館は1935年築で2023年に内部改装が行われ、水回りやエレベーターが更新されています。価格帯は本館より高めで、屋外移動が発生する点も違いです。選択の軸は「歴史性を重視するか」「改装済み設備を重視するか」に整理できます。